私達は、常に最新の技術を習得し、社会インフラへの貢献を目指した技術者集団であると共に、人との和を大切に考える会社です。

蘭の育成及び研究

◆蘭の紹介

蘭には暖かい国に生息する洋蘭と日本諸国に生息する東洋蘭(日本・中国・韓国・台湾に生息)に大別されます。
私達が育成・研究を行っている蘭は、この東洋蘭の中でも春に開花する春蘭といった種類の蘭です。
日本の春蘭は、鹿児島から青森の標高200mくらいまでの山に生息し、目をこらして散策すると簡単に見つける事ができます。
しかし、葉は緑色、花も緑色の何ら変哲のない植物です。こんな中から葉に斑の入ったものや花が赤・黄・白・紫色といった変異種を見つけ出し、それを鉢で育成し美術品と評価されるまでに育て上げる訳です。

◆蘭の人工交配

植物の人工交配とは、実生交配とメリクローン(組織培養)に分類する事ができます。
実生交配とは、異なった種類の蘭同士を受粉させ、この種を人工的に馴化、養生させるものですが、ウィルスに感染し安く、開花を見るまでに非常に長い年月を要する難しい作業です。
またメリクローンとは、蘭の組織を採取して人工的に増殖させるもので、大量に増殖させる事を目的としており、フラワーショップなどに陳列している洋蘭などはその典型です。
当社は将来、この実生交配を事業の一環としてやって行きたいと考え、日々独自の研究を積み重ねています。


実生交配で馴化中の中国春蘭

日本春蘭/富貴の光(中国春蘭・大富貴×日本春蘭・福の光) 2008年3月開花 実生交配種